ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業の紹介
~女性が生き生きと働いている企業~
アルプス薬品工業株式会社(飛騨市・医薬品製造・販売)
【2023年3月24日 更新】
- 年休取得率55%以上
- 多様な休暇制度
- 所定外労働時間(月平均)10時間以下
- 女性の育児休業取得率75%以上
- 男性の育児休業等取得実績
- 介護休暇・休業取得実績
- 育児中の多様な働き方
- 介護中の多様な働き方
- 育児・介護以外の多様な働き方
- 育児・介護休業取得促進・復帰支援
- 育児や介護による退職者ゼロ
- インターンシップ
- 地域連携
- 女性管理職登用
従業員数/男性253名 女性77名 計330名 ※2022年11月現在
エクセレントPOINT
①「女性活躍推進委員会」を設立し、女性自身が働きやすい職場環境改善を提案
②禁煙促進のプロジェクトチームなど従業員の健康増進を支援
③ネットワーク更新を行い、テレワーク環境を改善
女性のための職場改善と健康促進を徹底
アルプス薬品工業では、部門ごとに年次有給休暇の取得状況を分析し、次年度の事業計画に取得率向上に向けた取り組みを組み込んだことで、取得率が2017年の55.1%から21年は84.7%まで上昇した。
従来女性がいなかった工場に、18年度から女性を配置し始め、現在は11名が働いている。女性が働きやすい職場環境の整備をするため「女性雇用促進協議会」を立ち上げ、さらにワーク・ライフ・バランスに関して、女性の意見を集約し職場環境改善につなげていく「女性活躍推進委員会」を設立。女性の働ける工場の拡大を図り、廃棄物を入れた大型のごみ箱の蓋(15kg)を厚手のシート(500g)に変更するなど、懸念されていた力仕事の改善に取り組んでいる。ほかにも、健康管理や育児に対する男性の意識改革などをテーマに取り組み、女性従業員が生き生きと働ける環境整備に尽力している。
従業員の健康に配慮した取り組みとしては、ウォーキングイベントなどを行い、健康診断時のアンケートにおいて「毎日歩行1時間程度の運動を行っている」が19年の10%から21年は45%と大きく改善した。18年度には、従業員の健康に配慮した「心の健康づくり計画」を策定しており、年間計画でメンタルヘルス研修やストレスチェックを実施している。
19年10月にテレワーク制度規程を制定。コロナをきっかけに活用が進み、さらに現在では、スティック型パソコンを導入し、テレワークへの柔軟な切替が出来るほか、オフィス内のフリーアドレス化を進めている。
2020年度から女性活躍推進委員会を設立し、女性特有の健康問題を提起するなど、積極的な活動を行っている。

女性活躍推進委員会による活動内容報告の様子。